毎日スーツを着て忙しく働くビジネスマンのみなさん、忙しさを理由に身だしなみをおろそかにしていませんか?
客先行く用事がなく、自社オフィス内で過ごす日…実はそんな時こそ、みなさんの身だしなみは見られています。
お客様と会う時にきちんとした身だしなみを意識するのは社会人として当然ですが、特にかしこまった用事がない日にこそ、その人のオシャレに対する意識の差が浮き彫りに。
なので本日は、ビジネスカジュアルのマストアイテムであるスラックスに絞ってご紹介いたします。
どのスラックスもビジカジだけでなくカジュアルシーンでも着回せるばかりなので、これを機にお持ちのジャケットとのコーディネートを考えてみてください!
ビジネスカジュアルの基本知識
セットアップでないジャケット+スラックスが基本
出典 : http://wear.jp/wear10034/10676781/
ビジネスシーンにおいても肩肘張りすぎず、大人の余裕を感じさせるコーディネートこそビジネスカジュアル。
ビジネスカジュアルは、どちらかというと営業さんよりも管理部門系の方や内勤の方に多いコーディネートです。セットアップのスーツなどこそ着ないものの、清潔感と適度なリラックス感を醸し出すことができます。
その要素は基本的には、セットアップでない”ジャケット”と“スラックス”という組み合わせがメジャーです。ジャケットとスラックスそれぞれで配色を変えることができるので、いつものスーツよりもコーディネートを楽しむ幅が広がります。
スラックスをチノパンやファティーグパンツに変えるとより一層カジュアルダウンできますが、万が一来客がある際のことを考えるとスラックスをチョイスしておくのが無難と言えます。
ビジネスカジュアルの定義は相対的なもの
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例えば、あなたの働いている会社はどんな会社でしょうか?
- 服装だけでなく頭髪やひげといったグルーミングに関しても厳しい会社
- お客様が来る時以外は私服通勤OKでラフな雰囲気の会社
- 過激なスクール水着で出社してもOKな会社(?)
実はビジネスカジュアルの定義は相対的で、あなたの所属する会社、ひいては会社の属する業界の雰囲気や暗黙の了解に大きく左右されてしまうのです。
一概に”この格好ならOK!”と断言することは残念ながらできません。営業会社やコンサルタントなど、様々な業界のクライアントと関わる必要がある業界ならば、ビジネスカジュアルもそれ相応に”フォーマル”に近い格好を意識する必要があるでしょう。
重要なのは”突然の来客相手でもスマートなルックス”であること
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「今日は外出の予定もなく、オフィスで作業に集中する日」そんな日もあるかと思います。
だからといって、タンクトップ、ホットパンツにスタッズのついたクラッチバッグという、さながらハードゲイのような格好で出勤することが許されるでしょうか?
もしかしたら、予定していなかった来客があるかもしれません。そんなときに担当であるあなたが、”強気のコーディネート”を披露し目のやり場を失ったクライアントが怒りで失禁してしまってはいけませんよね。
ビジネスカジュアルにおいて大事なことは、そんな突然の来客があっても問題なく対応できるようなコーディネートであることです。
「肩肘張りすぎないリラックス感はあるけれど、フォーマルさもしっかりとある」そんなコーディネートを心がけましょう。
ビジネスカジュアルを楽しむ大人のスラックスおすすめ10選
PT01(ピーティーゼロウーノ)
出典 : http://zozo.jp/shop/beams/goods/21063678/?did=40334435
PT01(ピーティーゼロウーノ)プリーツサキソニースラックス
2008年 イタリア発のボトムス専門ブランドとして名高いPT01。美しいシルエットと独自のセンスで味付けされたギミックが特徴のスラックスは、ブランドの代名詞的存在です。
サキソニー素材という薄手の優しい肌さわりが特徴のツイードを使用したスラックスは、細身のシルエットと美しいセンタープリーツによって上品な印象を醸し出しています。ビジネスカジュアルコーディネートはもちろんですが、カジュアルコーディネートのクラスアップにも大活躍してくれること間違いなしです。
INCOTEX(インコテックス)
出典 : http://zozo.jp/shop/unitedarrows/goods-sale/16328830/?did=33868644
INCOTEX(インコテックス)コットンツイルスラックス
1951年にイタリアにてボトムスを中心に展開してきたINCOTEX。履く人を最も美しく引き立てるシルエットは、世界中から高い評価を獲得しています。日本でもINCOTEXのスラックスを毎年買い足すファンも多いのだとか…
裾にかけて細くなっていくテーパードシルエットが、もたつきがちなスラックスの足元をスッキリとさせスタイリッシュな印象をプラス。高品質の素材と美しいテーラーが織りなす、大人のスラックスです。
MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュフィロフィー)
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MACKINTOSH PHILOSOPHY(マッキントッシュフィロソフィー)トロッタートラウザーズ
ゴム引きのコートで世界的に有名なMACKINTOSH PHILOSOPHY。英国を代表するクラシカルなファッションブランドとして、今もなお伝統的なブリティッシュトラディショナルスタイルを発信し続けています。
そんなマッキントッシュの「トロッター」トラウザーズは、出張の多いビジネスマンのためを思って作られたシリーズ。ウォッシャブル(洗濯可能)で、スーツケースに畳んで入れてもシワになりにくく、吸汗吸湿性にも優れているため快適な履き心地です。
※トラウザーズとは、イギリスでは礼装として扱われる格の高いボトムスの一種ですが、デザインなどはスラックス(とほぼ同義と考えていただいて差し支えありません。
GERMANO(ジェルマーノ)
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GERMANO(ジェルマーノ)フラノ2プリーツスラックス
1952年イタリア発の老舗パンツブランド GERMANOは、イタリアの職人にしか実現できない上品なディテールの落とし込まれた繊細なテーラリングが魅力。その実力は、メゾン(オートクチュール店の主宰する会社)などのパンツを受注生産してしまうほど。
フラノ2プリーツスラックスは、フラノ(紡毛織物という織り地に起毛仕上げを施したもの)を使用した、やわらかい肌さわりが特徴のスラックスです。スリムな美シルエットは、イタリアの老舗パンツブランドならでは。
Paul Smith(ポールスミス)
出典 : http://zozo.jp/shop/paulsmith/goods/23274277/?did=43380601
Paul Smith(ポールスミス)ウールストレッチトラウザーズ
Paul Smithは、1970年 イギリス ノッティンガム発のファッションブランド。イギリスのクラシカルなディテールはそのままに、カラフルな配色を施したアイテムが特徴的です。
そんなPaul Smithのウールストレッチトラウザーズは、起毛感がなくさっぱりとした履き心地。優しいストレッチもかかっているため、トラウザーズ独特のこわばった感じのストレスも軽減されています。
TAGLIATORE(タリアトーレ)
出典 : http://zozo.jp/shop/beams/goods/19823025/?did=39222454
TAGLIATORE(タリアトーレ)2インプリーツ サキソニースラックス
1998年 イタリア発、デザイナーのピーノ・レラリオ氏が立ち上げたファッションブランド TAGLIATORE。イタリア語で「裁断士」を意味するTAGLIATOREは、高度なカッティング技術を用いた立体的な仕立てのデザインを得意としています。
通常はオーダーのオプションとしてつけることの多いウエスト部分のサイドアジャスターが、デフォルトで装着されているのでウエストをお好みの位置で固定可能。
淡い上品なグレーのスラックスは、ネイビーなどとも相性がよいのでお持ちのジャケットとも合わせやすいのではないでしょうか?一本持っておくと便利なカラーリングですよ。
BERWICH(ベルウィッチ)
出典 : http://zozo.jp/shop/beams/goods/22979432/?did=42978235
BERWICH(ベルウィッチ)フラノ1プリーツスラックス
1975年 イタリア発、愚直なまでにMADE IN ITALYにこだわるボトムス専門ブランド BERWICH。スラックスの伝統的な様式美をしっかりと踏襲しつつも、イタリアならではの遊び心あるディテールが織り交ぜられた上質なプロダクトを展開しています。
1プリーツで緩やかなテーパードのかかった細身のシルエットは着回しのしやすさも抜群。シックな印象を演出するブラウンカラーは、周りのビジネスカジュアルコーディネートと差をつけられるカラーリングです。
Vivienne Westwood MAN(ヴィヴィアンウエストウッド マン)
出典 : http://urx.blue/FJxg
ヴィヴィアン・ウエストウッドのチェック柄トラウザーズ
ヴィヴィアンウエストウッドは1971年発のイギリスのコレクションブランド。”ORB”というクラウン型のロゴがブランドの代名詞であるヴィヴィアンウエストウッドは、洋服のみならずバッグや香水に至るまでデザイン性の高いアイテムを数多く展開しています。
細身のトラウザーズはウール地にポリエステルを混ぜることで、シワになりにくく吸湿性や耐久性も兼ね備えています。洗練されたエレガントな雰囲気は、ビジカジの質をクラスアップしてくれること間違いなし。
※2017年秋冬からヴィヴィアンウエストウッドマンという名称はなくなり、ヴィヴィアンウエストウッドの名称に統一されます。
BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)
出典 : http://urx.blue/FJxh
BROOKS BROTHERS(ブルックスブラザーズ)プレーンフロントトラウザーズ
アメリカで1818年にヘンリーサンズブルックスによって創業されてから200年近い歴史を誇る、トラディショナルウェアの老舗BROOKS BROTHERS。伝統的なディテールをしかと継承しつつも、テキスタイルには最新の機能性を搭載した素材を用いるなど常に新しい挑戦を続けています。
150年の歴史をもつイタリアREDA社のウール素材を贅沢に使用したトラウザーズは、BROOKS BROTHERSの高機能素材”ブルックスクール”を搭載したことにより、吸汗速乾性にも優れています。
とにかく軽くて動きやすいため、夏場には重宝する一本です。
J.PRESS
出典 : http://zozo.jp/shop/jpress/goods/22054117/?did=41709040
J.PRESS(ジェイプレス)ペピンメリノサキソニーパンツ
アメリカにて創業100年以上を誇るアメリカントラディショナルウェアブランドの老舗。ただ昔のトラッドスタイルに固執し続けるのではなく”進化し続ける伝統”をコンセプトに、トレンドを見据えたアイテムも展開しています。
J.PRESSのオリジナル素材として知られるペピンメリノウールを使用したスラックスは、通気性も高く春夏でも快適に着用していただけます。テーパードなどはかかっていないストレートラインシルエットながらも、野暮ったくなくスッキリとしたデザインになっています。
まとめ
やはりスラックスはイタリア勢が強い印象がありました。
特に意図的にイタリア製のアイテムをチョイスしたわけではなかったのですが、高品質なアイテムを厳選した結果です。
ビジネスカジュアルだからといって適当なボトムスを選ぶはNG。素材や仕立てにこだわった上質なスラックスを身につけて大人の余裕をアピールしましょう。
ジャケットだけではなくスラックスにもこだわって、ワンランク上のビジネスカジュアルコーディネートを楽しんでくださいね。